床ずれを予防するには?
床ずれを予防するには何故、床ずれが出来てしまうのかを考えなければなりません。
生じてしまう原因は多数あり、それらの原因が複雑に絡み合っている事もあります。
生じてしまう原因をしっておけば事前に対策がとれ、床ずれが出来る事はありません。
原因の一つには衣類があります。
人は日常的に衣類を身にまとっており、衣類のシワをさほど気にしてはいないはずです。
しかし、長期臥床で同一体位の時間が長くなってしまうとシワの部分が皮膚を圧迫してしまい、発赤を生じやすくしてしまいます。
そのためベッドと身体が密着している部分の衣類のシワに注意が必要となります。
他には皮膚状態も関係しています。
皮膚が尿や便、汗で湿潤した状態が続いたり、血行が不良であると床ずれができやすく、治癒に時間がかかりやすくなってしまいます。
何度も体位変換をして身体に負担をかけたり、皮膚に衣類が擦れるのは避けるべきです。
身体にあった着脱しやすいものを選ぶ事も予防につながります。
湿潤した状態を予防するにはシーツやクッションを吸湿性の高いものに変えることで軽減する事が可能です。