高齢者の居住環境を整備しよう!〜湿度編〜
日本は高齢化社会を迎え、高齢者の居住環境の整備が必要な状況です。
高齢であるがゆえに、賃貸住宅の入居を断られる事例があるなど、高齢者の居住環境は整備が整っているとは言えず、注意を喚起する必要があります。
高齢者の住居は若い人の住居には無い、特別の環境が必要です。
高齢者は体熱の放射が激しく、布団には菌が繁殖しやすい状況にあります。
布団は定期的に日光消毒や乾燥が必要です。
高齢者の部屋として適しているのは、南向きの風通しの良い部屋です。
直射日光が直接入り込むのではなく、縁側などにより、穏やかな採光がとれる配慮が必要です。
高齢者が他の家族と同居する場合は、お互いに気兼ねなく生活できるように、はなれの部屋を用意することが望まれます。
ミニキッチン程度の調理環境を整え、部屋の近くには専用のトイレが必要です。
高齢者と同居する場合は、高齢者に合わせた設備等の設置が必要です。
手すりは玄関、廊下、トイレ、浴室に必要で、高さは低めにする必要があります。
トイレには、おしり洗浄機を設置し、浴室はすべりにくい仕上げが必要です。
床はバリアフリー化が必要となります。