意外や意外!「シルバー」の由来

私たち日本人は「シルバー」という単語を「高齢者」という意味で使いますよね。
もちろん英語の「silver」には「銀」「銀製の」「銀色」という意味はありますが、
「高齢者」という意味なんてどこにもありません。
 
 
英語で老人を表す色は「グレー」です。
例えば、「年の功」は「gray wisdom」と表現し、
「老年の」という慣用表現は「gray haired」と言います。
これは髪の毛の色からイメージするそうです。
 
 
では、日本人も髪の毛の色から「老人=シルバー」とイメージしたのでしょうか。
 
 
実は、JRが国鉄の時代に(お年寄りや体の不自由な人のための)優先席を設けた事から発端しました。
当時、国鉄は上記の優先席を他の座席と違う色にしようとしました。
しかしその色を何するのか検討する十分な時間がありませんでした。
 

そこで、国鉄の新幹線の普通席用の座席カバーの在庫が沢山あることに目を付けました。
それで間に合わせる事にしたのですが、そのカバーの色がたまたま「シルバー」だったとのことです。
そして、そのカバーを使った席ということで、「シルバーシート」と名づけたそうです。
 
 
海外で「シルバー」と言っても通じないので気を付けてくださいね。

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