介護用品スタッフが介護保険制度をわかりやすく解説!

介護用品スタッフが介護保険制度をわかりやすく解説!

介護用品を購入、レンタルする際に、割安で運用するために介護保険制度を利用したという方も多いのではないでしょうか。

今回は、その介護保険制度について詳しく説明していこうと思います。

□介護保険制度の概要について

*介護保険制度の3つの柱

介護保険制度は、介護を必要とする人たちが適切なサービスを受け、かつ自立に向けての支援をする「自立支援」、被介護者が享受できるサービスを自由に選択できる「利用者本位」、支払った保険料に応じた適切なサービスが受けられる「社会保険方式」の3つの柱を基礎として成り立っています。

*どんな人が対象なの?

介護保険は、40歳以上の人は原則加入することが決まっており、その時点で従来の健康保険料に加えて介護保険料の支払い義務が発生します。
65歳以上の人は第一号被保険者、40歳から64歳以下の人は第二号被保険者という風に、年齢によって区分が分けられており、第二号被保険者は第一号被保険者と比較して受けられ介護給付が限定されます。

また、39歳以下の人はいずれの対象者にも該当しないため、介護が必要な状態になっても介護給付を受けることはできません。

□どんなサービスが受けられるのか

*自宅にいながら利用できる「居住サービス」

居住サービスとは、ホームヘルパーの資格保有者や訪問看護員が自宅を訪問して介護を行う「訪問介護」、利用者が特定施設への通院をしながら日常の支援を受ける「通所介護」、そして有料老人ホームや診療所などに特定の期間入居して介護を受ける「ショートステイ」などのサービスです。

*「地域密着型サービス」

要介護にある状態においても、可能な限り住み慣れた地域で生活できるように支援するサービスです。

地域住民と交流することを旨として2006年にスタートした比較的新しいサービスで、小規模な運営団体による臨機応変なサービスを受けられることが特徴です。

*「施設サービス」

「介護老人施設保健施設」、「特別養護老人ホーム」、「介護療養型医療施設」の公的な三つの施設に入居して受けるサービスを指します。
居住サービスと混同しないように注意しましょう。

□まとめ

今回は介護保険制度の仕組みと、加入によって受けられるサービスについて解説しました。
介護保険は将来誰もが加入することを視野に入れておく必要があり、特に福祉業界に携わる方にとっては必須とも呼べる知識でしょう。
今回の記事が、これから介護保険のことを調べようとする皆さんの参考になれば幸いです。

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