そもそも床ずれって何?
床ずれという言葉、よく聞くことがあると思います。
しかし、「そもそもどういう意味なのか分からない」という人も多いのではないしょうか。
床ずれとは、褥瘡と呼ばれるもので、使わないことでその機能を失ってしまう廃用症候群が原因とされています。
床ずれ(褥瘡)の発生しやすい場所は、次の通りです。
臀部(お尻の部分)→尾骨(お尻の肛門部)、仙骨(腰からお尻の間にある部分)、坐骨(お尻と足の境目)
踵部(かかと)、肩甲骨部→踵骨(かかとの骨)、肩甲骨
後頭部、耳介→後頭部、耳介(耳)
大転子部、腸骨部→腸骨(くびれの位置)、大転子(足の始まりの部分)
上記は、主に発生しやすい場所ではあるのですが、なぜ出来やすいのか。
ずっと車いす生活をしている。
ずっと寝たきりの生活をしている。
寝る時、横向き(側臥位)に寝ていて、寝返りを打つことがないことが習慣になっている。
こうしたことが原因として挙げられます。
では、どうしたら防ぐことが出来るのか。
その予防策としては次のようなものがあります。
定期的に寝返りをする。
定期的に使っていない部位を動かす。
床ずれは、早期発見が症状の進行を緩やかにすることが出来るのです。