「仕返し介護」には気をつけよう

「仕返し介護」には気をつけよう

仕返し介護とは文字通り介護を受ける側が過去の行状を元に、そのお返しをされるということにあります。

子供に対して虐待まがいのことをしていた親であったり、徹底した嫁いびりをしていた姑が介護をされる立場になった時にそれまでの恨みを少しずつ晴らされるものとなります。

元々良好な関係であっても面倒を見なければならなくなった途端に不仲になってしまうということは、決して珍しいものではありませんが、元の関係が良くなかったというのであれば余計に上手く行かない可能性があるので注意が必要です。

そのような状況になった時に、過去のことは忘れて弱った人間を助けることができるという人もいないわけではありませんが、多くの人は過去の恨みというのを忘れることができるものではありません。

表面上は手助けをしているように見えても、いつ過去にやられたことが爆発するかはわからない状況になっていますから、介護を受ける可能性のある側は日頃から仕返しを受けるようなことは慎み、逆にする側としては過去のことを忘れるということはできないにしろ割り切る、あるいは完全に施設などに行ってもらうなどするようにすることが仕返し介護にならない方法となります。

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