自分の想いを込めて「遺言」を残そう!

自分の想いを込めて「遺言」を残そう!

みなさん、こんにちは。
「遺言は必要ない!」とよく聞きませんか?


1、自分は中流階級で、まわりとくらべても特に多くの財産を持っているわけではない。
2、マイホームと土地、これしか持っていないから、相続税とか関係ない。

このあたりが、逃げ口上の根拠となっていることが大方ですね。
ですから、”特別な行動や準備をしなくても、まわりと同じように、納まるところに納まるでしょ!”
という安易な気持ちにより、遺書とか遺言とかは用意しないまま、着実に歳をとっていく。
また、マイホームと土地のみの財産において、遺産分割する事の難しさや各相続人の状況の把握、
また、今年から断行された相続税の控除大幅減額の事実について、無知のままでいて寝首をかかれる・・・

こうして、いざという事態が起こったとき、”こんなはずじゃなかった!” ”知らなかった!”とか、
残された家族同士で、”おいおい、生前に言ってた事と全く違う主張をしてきやがって!”
といったトラブルが起きたとき、遺言がないと、それこそ親族入り乱れの”争続”となります・・・

ですから、残されることになる家族や、そのまわりの方々に、トラブルのもとを作らないために、
また、なによりも自分自身の希望や要望、気持ちを伝えるためにも、遺言を残しましょう。

もし、あなたにとって、特別な思いを抱いている家族や、特別な存在の人がいたとします。
”子供が2人いるが、分割割合に差をつけたい。”
”献身的に介護してくれた親族に、多く遺産を分配したい。”
”土地と家は配偶者に、預貯金は子供に、という具合に分配したい。”
”離婚した夫との子供には、遺産はあげたくない。”


このように、誰かを特別に扱う場合は、遺言が必ず必要です。
遺言には、財産関係と身分関係についての拘束力を持たせる機能があります。

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