「家族介護慰労金制度(介護手当)」とは
家庭での介護をする人の助けになる家族手当、家族介護勤労金という制度があるのをご存知でしょうか。
以前は介護手当と呼ばれていました。
さっそく現在のシステムを見てみましょう。
まず対象者ですが、高齢者や認知症の家族の介護を行っている人に対して支給されます。
具体的には、以下の三つの条件があります。
・要介護4〜5に認定されている人を、自宅で、一年以上介護している。
・世帯全員が、市区町村民税の非課税対象者である。
・要介護4〜5で、介護保険サービスを過去一年間利用していない。
以上を全て満たしている場合に支給されます。
自治体によって支給金額は様々ですが、だいたい年間10万円から12万円程度の支給とされています。
この制度自体を実施していない自治体もあるので、お住いの地域については確認が必要ですね。
また、介護を受けている人が、90日以上続けて入院した場合や、国民健康保険、介護保険料の滞納がある場合も受給資格がなくなります。
ご自身のケースをまずは把握し、この様な制度をうまく活用して、介護生活の大変さを少しでも解消したいですね。